SIM
JavaScriptの基本文法の忘備録として、変数 letとconstの違いについて簡潔にまとめてみました。
目次
変数|letとconstのちがい
結論から言うと、constを使うのがオススメ。
理由はバグを回避しやすいからです。
let | const | var | |
再代入 | 可 | 不可 | 可 |
再宣言 | 不可 | 不可 | 可 |
- 再代入:一度宣言した変数を更新すること
- 一度宣言した変数を、同じ変数名を使って宣言し直すこと
let(変数)の使い方と特徴
変数letの書き方は下のとおりです。
「let 変数名 = “値”」で変数宣言できる。
値は半角数字の場合は” “は不要だが、半角英字の場合は必要。
let name = "花子" //変数宣言
console.log("こんにちは" + name) //命令
こんにちは花子 //結果
letは変数の再代入ができる。
let name = "花子" //変数宣言
name = "一郎" //再代入
console.log("こんにちは" + name) //命令
こんにちは一郎 //結果
letは変数の再宣言はできない
let name = "花子" //変数宣言
let name = "一郎" //再宣言
SyntaxError{ "Identifier 'name' has already been declared" } //エラー発生
他、基礎的な使い方を補足しておくと、下のような感じになります。
文章は下のように” “と+で接続しても書けますが…
let name = "花子" //変数宣言
console.log("こんにちは" + " " + name + "。") //命令
こんにちは 花子。 //結果
下の方がスマートに書けます。
「`文字${変数名}文字`」
let name = "花子" //変数宣言
console.log(`こんにちは ${name}。`) //命令
こんにちは 花子。 //結果
constの使い方と特徴
constは再代入も再宣言もできません。
その分、バグを起こしにくく使いやすいとも言えます。
constはその特性上、定数と呼ばれることが多いですが、変数の一種として表記されたりもしています。
const name = "花子" //変数宣言
console.log("こんにちは" + name) //命令
こんにちは花子 //結果
constはletと違って、再代入も再宣言もできません。
const name = "花子" //変数宣言
name = "一郎" //再代入
console.log("こんにちは" + name) //命令
TypeError{ "Assignment to constant variable." } //エラー発生