【AI】Claude3 Opusを利用したWEBサイトのコンテンツ生成方法【ページ構成・サイトテキストなど】

WEBデザインやコーディングなどWEB制作事業で、営業用のデモサイトを作る時に人工知能(AI)を使うと時短になります。しかし、使い方を誤るとこちらの意図がAIに伝わらず、残念な回答しか得られません。この記事では、私がAI(Claude3 Opus)を使って、わずか1日でデモサイトのページ構成からサイトテキストまでを作った時のAIとの対話方法を紹介します。

目次

GPT-4かClaude3か?

対話型のAIといえば、GPT-4が有名ですが、最近ではGPT-4を超えるIQを持つ「Claude3 Opus」が注目を集めています。

これらのどちらがサイト制作に適しているのかですが、ぶっちゃけどちらを使っても構わないと思います。

両方使ってみた私の感想としては、GPT-4よりも「Claude3 Opus」の方が、こちらの意図を正確に汲み取ってくれる印象が強いですし、残念回答率も「Claude3 Opus」が少ないです。

回答内容の印象は、「GPT-4」と「Claude3 Opus」では若干雰囲気が違っていて、GPT-4は誤情報が多めだが人間味がある雰囲気の回答で、「Claude3 Opus」は正確だがクールで真面目な印象を受けます。

性能面の違いは、「GPT-4」はURLを与えるとWEBページの情報を読みに行きますが、「Claude3 Opus」はインターネットにアクセスする機能がそもそもありません。しかし、実際に「GPT-4」にURLを与えても、「本当にWEBページを読んだのかな?」という疑問を持たざるを得ない残念な回答をすることが多く、信頼しきれない印象でした。

これらの違いは好みもあるので、気になる方は両方使って比べることをオススメします。

利用料金はどちらも月額$20です。

この記事では「Claude3 Opus」を使った方法を紹介していきます。

サイト制作におけるAI利用のポイント

WEBサイトの大枠のAIによる制作のポイント

今回はコーディングではなく、その上流工程のサイトのコンテンツ制作についてですが、この工程をスムーズに進めるためのコツは、AIへの相談内容をなるべく細かく分解して対話する点に尽きます。質問とAIに与える情報が大雑把すぎると大抵残念な回答しかもらえません。

例えば、「バイオ系中小企業のデモサイトを作りたいからページ構成を提案して下さい。」と質問すると自分の意図したものとはかなり違う回答が帰ってきました。

そこで下記のように課題を細かく分解し、細分化した課題ごとにマクロ的視点からミクロへ向かうようなイメージで対話を進めると、自分の意図に近い回答が得られました。

AIへの相談内容を細分化/マクロからミクロ項目へ

実例を以下に載せておきます。

  • ビジネスモデルの提案:ビジネスモデルをAIに複数提案してもらう
  • ビジネスモデルの編集:上記原案を自分なり編集>過不足や不自然さのチェックをAIに依頼
  • 事業内容の具体化:上記ビジネスモデルから事業(サービス)内容を具体的にAIに提案してもらう
  • 企業理念の提案:ここまでの内容から矛盾しないような企業理念をAIに提案してもらう
  • WEBサイトのページ構成の提案:AIが作成>人が編集>AIに再度作成依頼を納得が行くまで繰り返す

ここまでの工程で、WEBサイトの大枠ができます。

AIとの対話例

私が実際に行った「Claude3 Opus」との対話をいくつか紹介します。

STEP
これから作るWEBサイトの会社概要をAIに添付して、AIにビジネスモデルを提案してもらう。

この時にAIに提出するテキストデーターの例は下記のようなイメージです。

会社情報

  • 従業員数:250名の中小企業
  • 所在地:東京都内
  • 事業内容:バイオ系分野の受託解析

AIに対する相談の文面は下記のとおりです。

添付ファイルのバイオ系中小企業のデモサイトを制作予定です。
・この会社のビジネスモデルを提案して下さい。
・添付ファイルの内容に過不足があれば教えて下さい
STEP
AIの回答が自分のイメージに合わなければ、その点を指摘して納得できるまで提案させます。

ここで重要なのは、「不自然さ」や「違和感」を排除して原案を修正することです。

この工程の目的は「会社のイメージの明瞭化」ですが、この時点で完璧を目指す必要はなく、明らかに間違った内容を含まないことです。

AIの回答を編集してビジネスモデルを明瞭化していきますが、人が編集後の内容についてはAIにテキストデータで添付した上で、下記のようにAIにチェックしてもらうと情報の精度が上がります。

この会社のビジネスモデルを添付ファイルのように修正しました。
・内容に不自然さや誤情報があれば教えて下さい。
・内容に過不足があれば教えて下さい。
STEP
事業内容を明瞭化していきます。

上の工程でビジネスモデルが明瞭化できたら、次に事業内容の精度を上げていきます。

ここでは、下記のように事業内容の過不足と不自然さの排除を行います。

質問者:
この会社の事業内容は「バイオ系分野の受託解析」ですが、具体的な内容を提案して下さい。

この質問に対してAIの回答はザックリ下記のような感じです。

AIの回答:
プロテオミクス解析 ・メタボロミクス解析 ・シングルセルRNA-seq解析 ・バイオインフォマティクス解析

この回答に対して、自分が加えたい事業項目があれば、下記のように再度AIに相談して加筆修正を行いました。

質問者:
事業内容に下記を加えたいですが、不自然さや間違いはありませんか?
DNAシーケンス ・次世代DNAシーケンス ・DNA・RNA合成 ・リアルタイムPCR ・分子栄養解析 ・病理標本作製 ・電子顕微鏡画像の撮影

また、私のケースでは、事業内容に幅を持たせたかったので、下記のような相談も行いました。

質問者:
この会社の事業内容は「バイオ系分野の受託解析」ですが、
デモサイトを作成した場合に魅力的に見えるように事業内容を増やしたいです。
この場合に適切な事業内容を提案して下さい。

ここまでで、相談>チェック>再度相談を繰り替えていくと下記のような事業内容ができます。

AIの回答:
事業内容:
1. バイオ系分野の受託解析 ・DNAシーケンス ・次世代DNAシーケンス ・DNA・RNA合成 ・リアルタイムPCR ・分子栄養解析 ・病理標本作製 ・電子顕微鏡画像の撮影 ・プロテオミクス解析 ・メタボロミクス解析 ・シングルセルRNA-seq解析 ・バイオインフォマティクス解析
2. バイオ系分野の研究支援 ・研究デザインのコンサルティング ・実験プロトコルの最適化 ・データ解析および解釈 ・論文執筆サポート ・研究者向けセミナー・ワークショップの開催
3. AI活用によるバイオ研究の効率化 ・AIを用いた創薬支援  - 化合物のスクリーニングと最適化  - 薬物の毒性および副作用予測 ・AIによるゲノムデータ解析  - 疾患関連遺伝子の同定  - ゲノム編集の最適化提案 ・AIを活用したタンパク質構造・機能予測  - タンパク質立体構造のモデリング  - タンパク質間相互作用の予測 ・AIによる医療画像解析  - ガン組織の自動検出  - 細胞画像の分類と定量化
4. AI人材育成プログラム ・バイオインフォマティシャン育成コース ・医療AIエンジニア養成コース ・バイオ×AIビジネス人材育成セミナー
STEP
企業理念の明瞭化

続いて、情報のリアリティと精度を上げるためにAIにこの会社の企業理念を作ってもらいます。

質問者:
ここまでの情報を踏まえて、このバイオ系会社に相応しい企業理念を提案して下さい。
AIの回答:
・バイオテクノロジーの力で、人々の健康と幸福に貢献する
・イノベーションを追求し、新たな価値を創造する
・お客様のニーズに真摯に向き合い、信頼される企業を目指す
STEP
WEBサイトのページ構成の作成

ここまで会社情報が具現化できたら、これらの情報をもとにWEBサイトのページ構成をAIに作ってもらいます。

質問者:
これまでの情報を踏まえて、この会社のWEBサイトのページ構成を提案して下さい。
なお、このWEBサイトはデモサイトです。
デモサイトとして魅力的に見えるページ構成を提案して下さい。

これまでと同様に、AIとの対話を繰り替えて、最終的に下記のようなページ構成ができます。

AIの回答:
1. ホーム
    * 特徴
    * サービス
    * 実績
    * 会社案内
    * お知らせ・ニュース
2. 特徴
    * 技術力・研究実績に基づく強みの詳細説明
    * AIとバイオの融合による独自の取り組み紹介
    * 顧客満足度の高さや受賞歴などの実績紹介
3. サービス(各事業の詳細はWordPressの投稿ページで作成)
    * バイオ系分野の受託解析
    * バイオ系分野の研究支援
    * AI活用によるバイオ研究の効率化
    * AI人材育成プログラム
4. 実績(詳細はWordPressの投稿ページで作成)
    * 主要な研究成果の紹介
    * AIを活用した研究事例の紹介
    * 顧客との共同研究事例の紹介
5. 会社情報
    * 企業理念
    * 沿革
    * 組織構成
    * 研究施設の紹介
    * アクセス情報
6. 採用情報
7. お問い合わせ
    * お問い合わせフォーム
    * よくある質問(FAQ)
8. プライバシーポリシー
    * 個人情報の取り扱いについての方針を説明
9. サイトマップ
    * サイト内のページ構成を一覧で表示

トップページのAIによる制作

WEBサイトのページ構成ができたので、続いてトップページを作っていきます。

トップページのAIによる制作の流れ

AIによるトップページ制作も基本的には、課題を細分化>マクロからミクロへといった感じで対話で回答を得ていきます。

ザックリとした流れは下のとおりですが、

トップページ制作の流れ
  1. トップページの構成:AIが提案>人が編集を繰り返す
  2. ファーストビュー用のキャッチコピー:AIが提案>人が編集を繰り返す
  3. 各セクションの構成:AIが提案>人が編集を繰り返す
  4. 各セクションの内容作成:AIが作成>人が編集を繰り返す

コツは、まとめて回答を得ようとせずに、一つずつ対話していくことです。例えば、すべてのセクションを一気に作るのではなく、最初の「特徴」セクションから丁寧に対話により作っていくイメージです。

とは言いつつも、こちらはAIのマネジメントに注力するだけで、ほとんどAIが構成から文章まで自動で作ってくれます。

ただし、内容については、不自然な箇所や誤情報が含まれていないかのチェックは必須です。

ちなみに私は博士号(農学)持ちでバイオ系についてはある程度の基礎知識があります。今回「Claude3 Opus」で作成したバイオ系企業のデモサイトに掲載する内容としては、とくに違和感のない回答が得られました。もちろん厳密にチェックすれば誤情報が含まれるかもしれませんが、デモサイトとしては問題なく使える内容という意味合いです。

AIとの対話例

私が実際に行った「Claude3 Opus」との対話をいくつか紹介します。

STEP
その日、初めての対話の場合は「事業内容」「会社情報」「サイトのページ構成」の箇条書きしたファイルを「Claude3 Opus」に読み込ませます。

例えば、下のようにまとめたテキストファイルです。ちなみに下記情報はすべて上の工程でAI「Claude3 Opus」に書かせた文書です。

事業内容

1. バイオ系分野の受託解析 ・DNAシーケンス ・次世代DNAシーケンス ・DNA・RNA合成 ・リアルタイムPCR ・分子栄養解析 ・病理標本作製 ・電子顕微鏡画像の撮影 ・プロテオミクス解析 ・メタボロミクス解析 ・シングルセルRNA-seq解析 ・バイオインフォマティクス解析
2. バイオ系分野の研究支援 ・研究デザインのコンサルティング ・実験プロトコルの最適化 ・データ解析および解釈 ・論文執筆サポート ・研究者向けセミナー・ワークショップの開催
3. AI活用によるバイオ研究の効率化 ・AIを用いた創薬支援  - 化合物のスクリーニングと最適化  - 薬物の毒性および副作用予測 ・AIによるゲノムデータ解析  - 疾患関連遺伝子の同定  - ゲノム編集の最適化提案 ・AIを活用したタンパク質構造・機能予測  - タンパク質立体構造のモデリング  - タンパク質間相互作用の予測 ・AIによる医療画像解析  - ガン組織の自動検出  - 細胞画像の分類と定量化
4. AI人材育成プログラム ・バイオインフォマティシャン育成コース ・医療AIエンジニア養成コース ・バイオ×AIビジネス人材育成セミナー

会社概要

従業員数:250名の中小企業
所在地:東京都内
施設:本社ビル:東京都内
研究施設:東京都近郊
 - 最新の研究設備と高度な技術を備えた研究施設
 - 大規模なデータ解析に対応した高性能コンピューターシステム
 - 多様な実験ニーズに対応できる柔軟性のある施設設計
企業理念
 - バイオテクノロジーの力で、人々の健康と幸福に貢献する
 - イノベーションを追求し、新たな価値を創造する
 - お客様のニーズに真摯に向き合い、信頼される企業を目指す
沿革
 - 2005年 - 東京都内にて設立
 - 2010年 - 研究施設を東京都近郊に開設
 - 2015年 - ISO9001認証を取得
 - 2020年 - 従業員数が250名に到達


サイトのページ構成

1. ホーム
    * 特徴
    * サービス
    * 実績
    * 会社案内
    * お知らせ・ニュース
2. 特徴
    * 技術力・研究実績に基づく強みの詳細説明
    * AIとバイオの融合による独自の取り組み紹介
    * 顧客満足度の高さや受賞歴などの実績紹介
3. サービス(各事業の詳細はWordPressの投稿ページで作成)
    * バイオ系分野の受託解析
    * バイオ系分野の研究支援
    * AI活用によるバイオ研究の効率化
    * AI人材育成プログラム
4. 実績(詳細はWordPressの投稿ページで作成)
    * 主要な研究成果の紹介
    * AIを活用した研究事例の紹介
    * 顧客との共同研究事例の紹介
5. 会社情報
    * 企業理念
    * 沿革
    * 組織構成
    * 研究施設の紹介
    * アクセス情報
6. 採用情報
7. お問い合わせ
    * お問い合わせフォーム
    * よくある質問(FAQ)
8. プライバシーポリシー
    * 個人情報の取り扱いについての方針を説明
9. サイトマップ
    * サイト内のページ構成を一覧で表示
STEP
トップページの構成をAIに相談

続いて、トップページのページ構成をAIに提案してもらいます。

質問者:
添付ファイルの情報をもとに、
この会社のWEBサイトの下記トップページの構成に過不足や不自然さがないか確認し、ご意見をお願いします。

トップページ構成
1. ホーム
    * 特徴
    * サービス
    * 実績
    * 会社案内
    * お知らせ・ニュース

このようなAIとの対話を納得が得られるまで繰り返します。

STEP
ファーストビューのキャッチコピーをAIに相談

これまで得られた情報をもとにファーストビューのスライドで使うキャッチコピーをAIに作ってもらいます。

質問者:
これまでの情報を踏まえて、
このWEBサイトのトップページのファーストビューのスライドに使うキャッチコピーを提案して下さい。

このときは主要キャッチコピー+補足説明文を提案してもらい下記のような回答が帰ってきました。

AIの回答
1. 主要キャッチコピー: 『バイオとAIの融合が、未来を切り拓く』 補足説明文: 最先端のバイオテクノロジーとAIを組み合わせ、革新的な研究成果を生み出します。
2. 主要キャッチコピー: 『Science for Better Life』 補足説明文: 科学の力で、人々の健康と幸福に貢献します。
3. 主要キャッチコピー: 『Empowering Bio-Research with AI』 補足説明文: AIの力を活用し、バイオ研究の可能性を無限に広げます。
4. 主要キャッチコピー: 『次世代のバイオソリューション』 補足説明文: 独自の研究アプローチと高度な解析技術で、新たな価値を提供します。
5. 主要キャッチコピー: 『Innovative Solutions for Life Sciences』 補足説明文: ライフサイエンス分野のイノベーションを推進し、より良い未来を創造します。
6. 主要キャッチコピー: 『Your Reliable Partner in Bio-Research』 補足説明文: 豊富な実績と専門知識を活かし、お客様の研究をサポートします。
7. 主要キャッチコピー: 『Advanced Technology, Superior Results』 補足説明文: 最先端の技術力と卓越した解析能力で、高品質な結果を提供します。

このキャッチコピーも大枠が決まればOKです。細かい修正はWEBデザイン制作の工程で精度を上げるイメージです。

STEP
各セクションの構成をAIに提案してもらう

続いてトップページの各セクションを一つずつ順に作っていきます。まずはファーストビュー直下の「特徴」セクションの構成から作ります。

質問者:
特徴セクションの構成を提案して下さい。
内容は構造化してわかりやすくして下さい。

このときは、上記の質問で内容までAIが提案してくれ、そのまま採用しました。

AIの回答:
1. 見出し
    * 「当社の強み」や「私たちの特徴」など、セクションの内容を端的に表現する見出しを設定します。
2. イントロダクション
    * 貴社の特徴を簡潔に説明する短い文章を記載します。
    * 貴社がどのような価値を提供するのか、どのような点で他社と差別化しているのかを明確に示します。
    * 『私たちは、最先端のバイオテクノロジーとAIを融合することで、革新的な研究成果を生み出し、人々の健康と幸福に貢献します。独自の研究アプローチと豊富な実績、優秀な人材を活かし、お客様のニーズに真摯に向き合います。』
3. 特徴1: 先進的な技術力
    * 貴社の技術力の高さを示す具体的な事例や実績を紹介します。
    * AIとバイオテクノロジーの融合により、どのような革新的な研究成果を生み出しているのかを説明します。
    * 最新の研究設備や機器についても言及し、技術的優位性をアピールします。
    * 『私たちは、従来の研究手法に囚われない、独自のアプローチを採用しています。バイオインフォマティクスとAIを駆使し、大量のデータから有意な情報を抽出する独自のアルゴリズムを開発。これにより、複雑な生物学的問題の解明や、新たな治療法の発見を加速しています。お客様のニーズに合わせたカスタマイズ可能な研究プロトコルも提供しています。』
4. 特徴2: 独自の研究アプローチ
    * 貴社独自の研究アプローチや方法論について説明します。
    * どのような点が他社と異なるのか、どのようにして高品質な結果を導き出しているのかを具体的に示します。
    * 研究事例や顧客からのフィードバックを交えて、独自性と有効性を裏付けます。
    * 『私たちは、従来の研究手法に囚われない、独自のアプローチを採用しています。バイオインフォマティクスとAIを駆使し、大量のデータから有意な情報を抽出する独自のアルゴリズムを開発。これにより、複雑な生物学的問題の解明や、新たな治療法の発見を加速しています。お客様のニーズに合わせたカスタマイズ可能な研究プロトコルも提供しています。』
5. 特徴3: 豊富な実績と経験
    * 貴社がこれまでに積み重ねてきた実績や経験について紹介します。
    * 主要な研究成果や受賞歴、顧客満足度の高さなどを数値データとともに示します。
    * 長年の経験に基づく知見や、専門性の高さをアピールします。
    * 『当社は設立以来、数多くの研究プロジェクトを成功に導き、業界から高い評価を得てきました。国内外の学術誌に多数の論文が掲載され、権威あるバイオテクノロジー賞を複数受賞するなど、その実績は広く認められています。また、長年の経験から培った知見とノウハウを活かし、お客様の研究をサポートします。』
6. 特徴4: 優秀な人材
    * 貴社の研究チームや人材の質の高さについて説明します。
    * バイオテクノロジーとAIの両分野に精通した専門家集団であることを強調します。
    * 研究者の経歴や実績、チームワークの良さなどを紹介します。
    * 『当社の研究チームは、バイオテクノロジーとAIの両分野で専門性の高い優秀な人材で構成されています。第一線で活躍する研究者や、業界を牽引するデータサイエンティストが集結し、シナジーを生み出しています。多様なバックグラウンドを持つメンバーがコラボレーションすることで、常に最先端の研究を推進しています。』
7. CTA(コールトゥアクション)
    * 特徴セクションの最後に、次のアクションを促すCTAを設置します。
    * 「詳しい実績を見る」「サービスについて問い合わせる」など、訪問者が次に取るべきステップを明示します。

通常は、「セクション内の構成の提案」>「具体的な内容として文章を提案」という流れでAIとの対話を行った方が精度が上がると思います。

下層ページのAIによる制作

下層ページは、一般的な下層ページ(WordPressのpage.php)と、CMS機能の一覧ページ(WordPressのarchive.php)で作り方が少し違います。

一般的な下層ページのAIによる制作

一般的な下層ページは、WordPressでいうところの固定ページ(「page.php」あるいは「page-$slug.php」)で作るページのことです。例えば、「特徴」「会社情報」「採用情報」「お問い合わせ」ページなどです。

下層ページについてもトップページと同様に下記の流れをAIと対話を行い、コンテンツを作っていきます。

AIによる下層ページ制作の流れ
  • ページ構成のAIによる提案
  • セクション内構成のAIによる提案
  • セクション内容のAIによる制作:「構造化する」という条件を加えるのがポイントです。

ポイントは「マクロ」から「ミクロ」へというイメージで大枠から作っていく点です。

CMS機能の一覧ページのAIによる制作

下層ページのうち、一覧ページに該当するのは、例えば、「お知らせ」や「サービス」あるいは「実績」ページなどです。

これらのページは下の階層に個別詳細ページを有するので、この辺の状況をAIに予め伝えておく方が精度の高い回答が得られます。

さらにこれらの個別詳細ページはカテゴリー分類されることがほとんどで、一覧ページもカテゴリー別一覧ページ(WordPressのカテゴリーアーカイプやタクソノミーアーカイプ)表示も視野に入れて設計すべきです。当然のその辺りの事情もAIに伝えておいた方が対話が無駄なく進みます。

CMS機能の一覧ページの設計ポイント
  • 下の階層に個別詳細ページを有する
  • 個別詳細ページはカテゴリー分類されることがほとんどで、一覧ページもカテゴリー別一覧ページで表示することを視野に入れる
  • 上記2点をAIに予め伝えておく

これらの一覧ページの構成は、通常、「タイトル」、「個別情報(お知らせ・サービス・実績など)」、「ページネーション」で構成されます。つまり、重要でAIに制作を依頼するのは個別情報の部分です。

一覧ページの個別情報制作のポイント
  • カテゴリー分類をAIに依頼する:カテゴリー数はこちらが指定する
  • 個別のサービスや実績はAIに構造化してもらう:例)実績の場合、社名・社員数・業種・課題などの項目別にコンテツを作ってもらう。

「カテゴリー分類」や「個別情報の構造化」は、AIに最初に要望を伝えておいた方が作業に無駄がなくなります。

AIとの対話例(実績ページ)

では、「実績ページ」例にAIとの対話例を掲載しておきます。

STEP
実績一覧ページ内の個別実績カードに掲載する項目の原案を作成し、AIにチェックを依頼

まずは自分のイメージで作った基本情報をAIに与えて、内容の過不足をチェックしてもらいます。

質問者:
実績ページの構成をご提案願います。
実績ページでは、各実績を下記要素で表示したいと考えています。

サムネイル画像(これは適当なものを私が探します)
タイトル
社名または研究機関名
業種
従業員数または研究員数
課題

構成要素の過不足をご指摘願います。

そのAIの回答をもとに精度を上げる作業をしていきます。

また、この時に下記のような言葉遣いについてもAIに相談すると良い回答をもらえることがあります。

質問者:
項目「従業員数または研究員数」は項目名としては長すぎますので、シンプルにできませんか?

注意点ですが、AIからは通常、ボリュームのある回答が返ってくることが多く、表示する項目を増やすような提案をしてくる確率が高いです。しかし、その回答をすべて受け入れると情報過多となり逆に可読性が落ちてしまいます。その対策としては、設計方針については人間の方でAIの手綱をしっかり握ることをオススメします。例えば、下のような感じで、違和感を覚えた件についてはAIにはっきりと追求します。

質問者:
ご提案頂いた7と8は実績紹介の個別ページ(WordPressのCMS機能で実装)に掲載予定であり、
この実績一覧ページにこれを載せると情報量が多くなりすぎると考えます。
STEP
決定した構成で、個別実績カードをAIに必要数作ってもらう。このとき、カテゴリー分けが必要ならAIに依頼する。
質問者:
では、この構成で、1ページ当たり実績9個、これを3ページ分作って下さい。
さらに実績は4つのカテゴリーに分類できるように、個別実績にはカテゴリーという項目を追加して下さい。
カテゴリー数は4つでお願いします。
AIの回答:
Page 1:

タイトル: 新薬開発におけるAI活用により研究期間を30%短縮
社名: サンライズ製薬株式会社
業種: 製薬
組織規模: 従業員数1,000名以上
課題: 新薬開発の効率化と迅速化
カテゴリー: 創薬

タイトル: ゲノム解析により希少疾患の原因遺伝子を特定
研究機関名: 東北医科大学
業種: アカデミア
組織規模: 研究員数100名以上
課題: 希少疾患の原因究明と治療法開発
カテゴリー: 疾患研究

.....続く

なお、カテゴリー名を自分で決められる場合は自力で原案を作り、原案をAIにチェックしてもらった方がイメージに近いものが作れました。

AIの回答は〇〇製薬株式会社のように伏せ字が使われていることが多いですが、伏せ字が嫌なら下記のように、架空の名称を作ってもらうこともできます。

質問者:
社名や研究機関名は架空の名称で構いませんので、
アルファベットではなく実在しそうな名称に変更して下さい。

個別詳細ページのAIによる制作

個別ページはWordPressなどのCMSの投稿機能を使って作るページで、一覧ページの下層に位置します。

個別詳細ページのAIによる制作のポイント

このページをAIに作ってもらう場合のポイントは下記のとおりになります。

個別詳細ページのAIによる制作のポイント

前提として、ページ内の構成を構造化した方が可読性が上がりますので、その準備を下記のようにします。

  • 自力でページ内構成を構造化できる場合には自作したページの骨格を予めAIに伝えておく
  • すべてAIにお任せしたい場合には、ページ内構成を構造化するという条件で提案してもらう

上の工程でページ内構成が決定したら、AIに必要数を作ってもらうイメージです。

AIとの対話例

STEP
ページ構成を作って貰う場合

下の対話例はお知らせ一覧の下層ページに当たるお知らせ個別ページ制作を依頼した対話例です。

質問者:
下記のお知らせについて、個別詳細ページを作成願います。
内容は見出しなどを用いて構造化し、わかりやすい文章で作成して下さい。

(プレスリリース) 2023/04/15 - 新たな研究成果を発表しました
(イベント) 2023/04/10 - 第5回バイオテクノロジーセミナーを開催します
(メディア掲載) 2023/04/05 - 当社の研究がNature誌に掲載されました
(プレスリリース) 2023/04/01 - 新サービス「AI創薬プラットフォーム」を開始しました
(イベント) 2023/03/28 - BioJapan 2023に出展します
(プレスリリース) 2023/03/25 - 研究開発部門を拡張し、新たな研究施設を開設しました
(お知らせ) 2023/03/22 - 当社ウェブサイトをリニューアルしました
(メディア掲載) 2023/03/18 - 当社のAI技術が業界紙で紹介されました
(イベント) 2023/03/15 - 第12回国際バイオテクノロジー会議で発表します
(お知らせ) 2023/03/12 - 新卒採用の募集を開始しました

上の対話では「ページ構成」と「ページ生成」を同時に依頼していますが、分けて順番に依頼した方が失敗が少ないと思います。

STEP
ページ構成を人間が自作した場合

ページ内構成をAIに伝えた上で、一覧ページの個別実績カードの1個分を情報を与えて、試しに1ページ分作ってもらう。

質問者:
今から、実績の個別詳細ページを作成したいです。
この個別詳細ページは、
親となる実績ページ(WordPressのアーカイブページ)に掲載する
各実績概要をクリックすると
移動する実績の個別詳細ページになります。

・タイトル
・カテゴリー
・社名(または研究機関名)
・業種
・事業規模(社員数または研究員数)

上記基本情報の他に
本文について

1.課題
2.解決方法
3.結果

について分かりやすい内容を作りたいと考えています。

手始めに、下記の実績について作成してみて下さい

タイトル: 新薬開発におけるAI活用により研究期間を30%短縮
社名: サンライズ製薬株式会社
業種: 製薬
組織規模: 従業員数1,000名以上
課題: 新薬開発の効率化と迅速化
カテゴリー: 薬学
AIの回答:
新薬開発におけるAI活用により研究期間を30%短縮

基本情報
・社名: サンライズ製薬株式会社
・業種: 製薬
・組織規模: 従業員数1,000名以上
・カテゴリー: 薬学

課題
新薬開発は長期間かつ高コストを要するプロセスであり、製薬会社にとって効率化と迅速化が重要な課題となっています。サンライズ製薬株式会社では、新薬の候補化合物の探索から前臨床試験までの期間を短縮し、研究開発コストを削減することを目指していました。

解決方法
サンライズ製薬株式会社は、AI技術を活用して新薬開発プロセスの効率化に取り組みました。具体的には以下の方法を採用しました。
・大規模な化合物ライブラリーからAIを用いて有望な候補化合物を高速かつ高精度にスクリーニング
・AIを活用した薬物動態や毒性予測モデルの構築により、非臨床試験の効率化
・臨床試験デザインの最適化にAIを用いることで、試験期間の短縮と必要な被験者数の削減

結果
AI技術の導入により、サンライズ製薬株式会社では以下の成果を達成しました。
・候補化合物の探索期間を50%短縮
・非臨床試験の期間を25%短縮し、コストを30%削減
・臨床試験デザインの最適化により、試験期間を20%短縮し、必要な被験者数を15%削減
これらの取り組みの結果、新薬開発の研究期間全体を30%短縮することに成功しました。AIを活用した効率的な研究開発プロセスにより、サンライズ製薬株式会社は競争力のある新薬をより早く市場に提供できるようになりました。

AIの回答に満足できない箇所があれば、AIに伝えて修正してもらいます。

STEP
他の個別詳細ページも同じ要領で作ってもらう。

全個別ページの制作を一度に注文しても良いですが、10件以内のページ数に分割してAIに依頼することをオススメします。

質問者:
では続いて、下記の実績についても同様に作成してください。

タイトル: ゲノム解析により希少疾患の原因遺伝子を特定
研究機関名: 東北医科大学
業種: アカデミア
組織規模: 研究員数100名以上
課題: 希少疾患の原因究明と治療法開発
カテゴリー: 医学

タイトル: バイオインフォマティクス解析により新規バイオマーカーを同定
社名: ノバケミカル株式会社
業種: 化学
組織規模: 従業員数500名以上
課題: がんの早期診断法の開発
カテゴリー: 医学

タイトル: 次世代シーケンサーを用いた微生物叢解析により新規プロバイオティクスを発見
社名: ヘルシーフーズ株式会社
業種: 食品
組織規模: 従業員数1,000名以上
課題: 新規機能性食品の開発
カテゴリー: 食品

タイトル: AI活用により植物の表現型解析を自動化
研究機関名: 国立農業科学研究所
業種: 農業
組織規模: 研究員数50名以上
課題: 植物の育種効率の向上
カテゴリー: 農学

タイトル: 単一細胞RNA-seq解析により細胞の不均一性を解明
研究機関名: 京都バイオサイエンス大学
業種: アカデミア
組織規模: 研究員数200名以上
課題: 細胞の多様性理解と再生医療への応用
カテゴリー: 医学

タイトル: メタボローム解析により発酵プロセスを最適化
社名: 日本伝統醸造株式会社
業種: 醸造
組織規模: 従業員数300名以上
課題: 発酵プロセスの効率化と品質向上
カテゴリー: 食品

タイトル: AIを活用した創薬ターゲットの予測により新規抗体医薬を開発
社名: ジャパンバイオファーマ株式会社
業種: 製薬
組織規模: 従業員数2,000名以上
課題: 革新的な抗体医薬品の開発
カテゴリー: 薬学

タイトル: ゲノム編集技術の適用により高機能作物を開発
社名: アグリバイオテック株式会社
業種: 農業バイオテクノロジー
組織規模: 従業員数100名以上
課題: 農作物の収量向上と環境ストレス耐性の付与
カテゴリー: 農学
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

■清水WEB制作代表
■コーディング:WordPress(オリジナルテーマ制作等)・HTML・Sass・FLOCSS・JavaScript(jQuery)等
■集客力:YouTube/Instagram/ブログでそれぞれ登録者数16000人/フォロワー13000人/月間最大アクセス50000PVの集客実績があります
■文章作成:博士号所有、会社員時代は科学雑誌に寄稿していたので文章作成も得意です
■写真技術:Amazon Kindle出版で、写真集・撮影編集解説書を5冊好評発売中です

目次