結論とサービス概要
ちなみに私はフリーランス協会一般会員です。なお、開業して間もない頃はフリーナンス無料会員でした。
結論
- 無料プランよりも補償範囲が広い年額5,880円のレギュラープランに入りたい。
- 補償額を増やしたい場合は年額1万円のフリーランス協会一般会員になる。
年会費 | 補償額(最大) | 業務過誤補償(最大) | |
フリーナンス|無料プラン | 0円 | 5000万円 | なし |
フリーナンス|レギュラープラン | 5,880円 | 5000万円 | 500万円 |
フリーランス協会|一般会員 | 10,000円 | 1億円 | 1,000万円 |
- 基本補償:業務遂行中の事故・仕事の結果の事故・受託物の事故
- 業務過誤補償:情報漏えい・著作権侵害・納品物の瑕疵・納期遅延
フリーナンスのサービス概要
- 損害賠償に対する補償:最大5,000万円(有料プランと無料プランでは補償範囲がちがう)
- 請求書買い取りサービス:無料プランでも可(手数料は3-10%)
- 所得保障:最上級有料プラン(年¥11,760)ではケガや病気による所得保障が付く
フリーナンスのサービス
無料プランの補償概要
無料会員でも受けられる「安心保証Basic」の内容は下記の3つで、最大補償額はそれぞれ最大5000万円です。
- 業務遂行中の事故
- 仕事の結果の事故
- 受託物の事故
それぞれどういう事故なのか公式サイトの説明を以下に抜粋しておきます。詳しく知りたい人は公式サイトのお問い合わせフォームから問合せて下さい。
業務遂行中の事故
陸上競技をドローン撮影中、突風により操縦不能に陥り、選手に怪我をさせてしまった。
フリーナンス公式サイトより
仕事の結果の事故
市の依頼で作成したゆるキャラのきぐるみの設計上のミスにより中の人が酸欠状態で病院に運ばれた。
フリーナンス公式サイトより
受託物の事故
写真撮影用に預かっていた新製品の模型を、アシスタントが転んで壊してしまった。
フリーナンス公式サイトより
請求書の即日払い
無料プランでも受けられます。
「請求書の即日払い」サービスとは、いわゆる請求書買い取りサービスのことです。
請求書を発行できる段階になったら3〜10%の手数料を支払う代わりに、フリーナンスが即日入金してくれるサービスです。請求書発行からクライアントが振り込むまで1ヶ月以上かかる時などには重宝するサービスですね。
フリーナンス公式が分かりやすく図解していますので、下に載せておきます。
有料プランの補償内容
年額5,880円のレギュラープランの「安心保証」では、上記のBasic補償の他に業務過誤補償が付きます。最大補償額はそれぞれ500万円です。
この業務過誤補償は付けておいた方が絶対良いので、契約するとなるとレギュラープラン以上にするのがベストです。
業務過誤補償の内容をフリーナンス公式から抜粋すると次のとおりです。
情報漏えい
業務に使用するパソコンがウィルスに感染し、企業情報が漏えいし、発注者に営業損失が発生した。
フリーナンス公式サイトより
著作権侵害
発注者へ納品した成果物が第三者の盗用にあたるとされ、第三者から損害賠償請求を受けた。
フリーナンス公式サイトより
納品物の瑕疵
納品したシステムに不具合が生じ、システムの使用不能期間の代替手段に要する費用が発注者に発生した。
フリーナンス公式サイトより
納期遅延
職場が罹災し、納期に間に合わなかったため、発注者から損害賠償請求を受けた。
フリーナンス公式サイトより
フリーナンスの注意点
フリーナンス安心保証の厄介な点は次のとおりです。
これは、いざという時の保険が使えない事態になりかねないので注意しておくべきでしょう。
フリーナンス口座に入金が一定期間ないとアカウントが休止扱いになるらしく、休止から復帰するには次の方法があるので把握しておいた方が良いです。
注意:アカウント休止中・復旧直後の事故に関しては、あんしん補償の対象外です。
- 会員プランのアップグレード(レギュラー・プレミアムのいずれかへ)で即時復旧が可能です。
- 即日払いの利用後、正常に回収が完了した場合、復旧が可能です。
※アカウント休止中も即日払いを申し込みいただけます。売掛債権の回収完了後、翌月10日前後に復旧します- フリーナンス口座へ継続的な事業収入の振込が確認できた場合、復旧が可能です。
※アカウント休止中もフリーナンス口座へ入金があった際には、通常のスケジュールにてメインバンクへ振り替えます。弊社でモニタリングを行い、継続的なご利用が確認できた後に復旧します。
フリーナンス公式サイトより
有料プランであればアカウントは休止されない
フリーナンス公式サイトに問合せたところ、下記のような回答をいただいています。
有料プランでのご登録中は、一定期間フリーナンス口座のご利用がない場合でも
フリーナンス問合せ回答メールより
アカウント休止とはなりません。
つまり、「知らない間にアカウントが休止位状態となり、補償が切れていた」事態を避けたいなら、フリーナンスの場合は有料プラン一択だと結論づけられます。有料プランなら一定期間フリーナンス口座の利用がなくてもアカウントは休止されないからです。
まとめ
結論を再度まとめると下記のようになります。
なるべく安く契約したい場合:
→フリーナンスのレギュラープラン(年会費 5,880円)
- 基本保証(最大5000万円)の他に業務過誤補償(最大500万円)が付く
- 請求所の即日払いサービス付き
手厚い補償を希望する場合:
→フリーランス協会一般会員(年会費1万円)+フリーナンス無料会員
- 基本保証(最大1億円)の他に業務過誤補償(最大1000万円)が付く
- フリーナンス無料会員の請求書即日サービス付き